１年半ほど前から左手がときどき痺れるようになり、これがこの病気の最初の気づきだったように思います。
とくに日常生活に支障はないため、老化によるものかもしれないと勝手に思い、ウオーキングなどに励むようになりましたが、手のしびれは徐々にひどく範囲も広がっているように感じました。嫌な予感めいたものがあってから急いで知り合いの整形外科で診てもらいました。
先生からは、もっときちんと検査してもらった方がいいと言われ、大学病院を紹介されました。そこでＭＲＩやＣＴなど様々な検査を受けた結果、頸椎の髄内腫瘍で腫瘍が神経を圧迫していることが分かり、手術を勧められました。
もし、手術をしないと腫瘍がますます大きくなって症状がもっと進み、足の方まで痺れてきて歩けなくなるかもしれないといわれました。
ただ、手術をしても腫瘍を全部取りきることは難しいかもしれないので、将来再発する可能性がかなりあるともいわれ、手術の結果、車いす生活になるリスクもあるといわれました。
会社を定年退職してやっとこれからやりたいことができると思っていた矢先の出来事に大変落ち込みました。いろんな人に相談もした結果自分なりに下した結論は、手術をするしかない、ただすぐに日常生活に支障があるような状態ではないので、いろんな民間療法を試してみて、手術はそれからにしようと決めました。やはり手術のリスクが怖かったのです。
それから、漢方、鍼灸、サプリメント、温泉などいろんなことを試してみましたが、期待した効果はなく困っていたところ、知人からこちらの治療院を紹介されました。
気功（生命エネルギー）の治療院だということを知らずに、知人のいわれるままに来たものですから、こんな手だけで本当によくなるのか正直思ってしましました。
ただ、せっかく予約してきたのでとりあえず施術を一回でも受けてそれから考えようと思い施術を受けてみることにしました。
結果として１回目の施術では手のしびれなどの症状に変化はありませんでしたが、何となく直感といいますか、いいのかもしれないという思いがでてきて、私は勘というものを大事にしてきたので、その後施術を受けることにしました。
ペースとしては月に２回３時間ずつを約３か月続けました。６回目ぐらいの頃だったと思いますが、手のしびれ感が少なくなっていることに気が付きました。これはひょっとしていいかもしれない、と思い嬉しくなりました。
４か月後、定期検診でＭＲＩ画像を見られた主治医は、「何かされましたか？腫瘍が小さくなっている。この大きさなら手術する必要はないが不思議なことがあるもんだ」といわれ、経過観察することになり、本当にビックリし、安堵しました。友人には感謝しました。
＜院長コメント＞
こちらの方は脊髄内腫瘍が軽快された方で、このあと施術を継続され腫瘍はさらに少しづつ縮小していきました。
脊髄腫瘍は放置すると増大してくるので、手術で取ることが第一選択となるのでしょう。ただ、手術にも、腫瘍を取り切れずに再発するリスクや手術の後遺症のリスクもあります。
この方のように、最終的には手術を受けることを決めておられた方であっても、症状として日常生活に問題がなく時間的に余裕のある方は、一度施術を試されるといいでしょう。
また、すでに手術を受けられた方であっても、再発のリスクがある方は施術を受けられるといいでしょう。
脊髄腫瘍は西洋医学的には原因が不明とされていますが、私はがんと一緒で生命エネルギーの乱れから生じていると考えています。一個一個の細胞や遺伝子はもとをたどれば、エネルギーの塊にすぎません。ただそのエネルギーが正常でなくなると細胞分裂が異常になり本来作られないはずの腫瘍が出来てきます。
ですから、もともとのエネルギーの乱れを正せば腫瘍は必然的に小さくなっていくわけです。
この方のように、施術に疑問をもって来られた方であっても、作用は異なりませんのでその点を心配される必要はありません。
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